カードシステムから見たゴルフ練習場需要変動速報2025.7.31 ゴルフ産業需要調査研究所代表 山岸勝信

カードシステムから見たゴルフ練習場需要変動速報2025.7.31 ゴルフ産業需要調査研究所代表 山岸勝信

すべての指標で対前年減少

「不安定化率」は、前年12回以上来場していた安定ゴルファーが7月の直近12ヶ月で、12回未満に来場回数を減少させた人数比率です。「1・0」はプラス値ですが、前年より人数増加を意味し、需要減退要因です。 7月は10指標すべてが減少方向でした。1打席あたり来場回数「全国1打席あたり来場回数」は最重要指標です。7月は対前年▲123人減少しました。全国規模では▲804万人減と推計されます。 1打席あたり実働顧客数 来場顧客数は1打席あたり▲4・3人減少です。全国のゴルフ練習場人口が▲28万人減少したと推計されます。

地域差

地域差が存在しています。首都圏はすべての指標で最強ですが、個別練習場の集客状況を判断する場合には、首都圏との差を考慮しなければなりません。

7月酷暑の影響

7月は記録的な暑さでした。少なからず来場数に影響したと考えられます。カードシステムデータから過去3年の7月来場回数を抽出し〈表〉としました。 2025年7月の対前年増減は3回増加に対し、2024年は▲24回減と大きな減少でした。変動原因がすべて気温によるものと断定できませんが、7月の酷暑が来場回数に例年以上強く作用したとは言えません。

新来ビギナー

直近12ヶ月で新たに来場した12回未満の来場顧客は、ビギナーで全国規模198万人存在します。さらに前年の新来ビギナー104万人が、直近12ヶ月に一度限りの来場で消滅しました。
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら